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ECサイトのWeb広告の種類

以下では、ECサイトで活用されるWeb広告の種類を解説していきます。それぞれの広告の特徴を掴み、上手く取り入れることで売上向上を図れるようになるため、ECサイト運用担当者の方は必見です。

リスティング広告

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!のキーワード検索のもと表示される、「広告」と記載されて検索結果の上位に表示されるテキスト形式の広告のことを指します。顕在層への効果的な集客を図れることが特徴であり、ユーザーが商品名を検索しているタイミングは購買欲が強い状態であることが多いためコンバージョン率を高めることができ、その結果としてECサイトの売上向上を図れます。

リスティング広告には、裏技というものはなく基本的に地道に計画・実行・評価・改善を行うことが必要です。順位は入札価格と広告の品質で決定されるため、高い金額で入札すると高確率で上位表示を狙えます。しかし費用がかさんでしまうため、前述したようにPDCAを回して上位表示を狙うことも一つの手段です。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは成果報酬型広告のことで、クリックしただけでは広告費用がかからず、広告をクリックしたユーザーがコンバージョンをした際に費用が発生する仕組みです。一般的にはASPというサービスを活用して行い、アフィリエイターが広告を掲載してくれる仕組みとなります。

広告掲載の交渉に手間をかける必要がないため、業務負担の軽減を図れます。アフィリエイト広告は、費用対効果が高いことが特徴の一つで、アフィリエイターに支払う報酬は自由に設定でき、予算内で広告を出稿することが可能です。

ただアフィリエイターに広告を選んでもらい、記事に掲載してもらえないと効果は発揮されないというデメリットもあります。そのためできる限り報酬は高くして、より多くの人から広告を出稿してもらうようにすることをおすすめします。また不正CVへの注意が必要で、チェックする作業も大変なため、管理をこまめにすることが重要なポイントです。

ステルスマーケティングに注意しましょう

また2023年10月から開始した景品表示法の禁止行為に「ステルスマーケティング」が指定されました。いわゆる「ステマ規制」と呼ばれるものです。

ステルスマーケティングとは、広告や宣伝であるにも関わらず、広告であることを隠して商品やサービスを紹介する手法です。一般消費者は広告や宣伝であることが分からないと、第三者の感想として誤認をしてしまい、消費者が自主的かつ合理的に商品やサービスを選べなくなってしまいます。

このような誤認をなくすため、誰が見ても広告であると分かるように表示しなくてはならない規制を指します。

つまりアフィリエイターやインフルエンサーに依頼をして、商品やサービスを紹介してもらう際も、必ず広告表示が必要となるということです。見つからない・分からないだろうと広告表示を隠していると、罰則の対象となるので気を付けましょう。

Facebook広告

Facebook広告とは、その名の通りFacebook上に掲載できる広告のことを指します。実名で登録しているユーザーが多いため、ターゲティング精度が高くなっていることが特徴の一つ。年齢や性別などのユーザーの登録情報や趣味・関心に基づいてターゲットを絞ってアプローチすることができます。

また比較的簡単に運用することができるため、広告代理店へ依頼せずとも運用を開始することが可能です。ただ、Facebookはあくまで交流の場として活用されているSNSのため、商品販売で成功させることは至難の技です。そのためECサイトでの売上向上を目指すには、ユーザーの興味を引くクリエイティブが必要不可欠となります。

ECサイトのWeb広告のメリットとデメリット

ECサイトにおけるWeb広告を活用することには、メリットやデメリットがあります。以下で、一つずつ詳しく解説していきます。

ECサイトのWeb広告のメリット?

ECサイトでのWeb広告を活用することの最大のメリットは、元々自社の商品に興味を持ってくれているユーザーに対して効率的にアプローチすることができることです。

また年齢や性別・趣向といった細かな設定を行うことで、ターゲットとなるユーザーに対して情報を発信して購入や契約を促せるため、費用対効果を高めることも可能です。

さらにWebでの情報管理をするためデータを蓄積することができ効果測定を行えるだけでなく、PDCAを回すことでより効果的な施策を練ることができます。そして広告代理店にWeb広告の運用代行を依頼する場合、自社のリソースを割くことなく売上向上を図れることもメリットです。

ECサイトのWeb広告のデメリット?

ECサイトでWeb広告を活用することのデメリットは、潜在ニーズ層へのアプローチ方法を考えることが難しいことです。潜在ニーズ層のユーザーには、直接アプローチしても成果に繋がる可能性が低いため、どのようにしたらECサイトへの興味を示してもらえるかを試行錯誤する必要があるからです。

そのため、常に新しい情報やトレンドをキャッチする姿勢が求められます。また広告を運用するにあたって運用代行を依頼した場合に、多額の費用が発生してしまうこともデメリットの一つ。自社に適した広告代理店の担当者に出会えることも難しいとされているため、代行を依頼する際には安易な気持ちで依頼することはおすすめしません。

加えて、広告運用代行を利用した場合、自社にノウハウが蓄積されないこともデメリットとして挙げられます。

広告戦略で集客できていてもECサイトへの対策ができていますか?

せっかく広告戦略がうまくいっても、ECサイト自体が機能していなければ、流入してきたユーザーを逃がしてしまいます。

ECサイトは商品を並べているだけでは売れなくなってきました。そこで近年注目されている施策がECサイトにおける顧客体験(CX)向上です。これは、ECサイトを訪れたユーザーが自分が欲しいと思った商品にスムーズに辿りつき、気持ちよく買い物ができるような施策を指します。

特に、ECサイトでも実店舗のような「接客」「会話」といったコミュニケーションが重要となってきます。本メディアでは、ECサイトの顧客体験(CX)向上のため、まず行うべき施策について、解説をしています。

EC事業をもっと伸ばしていきたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

まだあるECサイト売上アップ施策
監修
コマースとCXの
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ZETA株式会社はEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」をはじめとして、EC利用者の体験を包括したマーケティングの実践をサポートする『ZETA CXシリーズ』の開発・提供に取り組んでいる企業です。アパレル、家具・家電・日用品、BtoB問わず、国内大手ECに多数の導入実績を誇っています。