ECサイトにおけるハッシュタグ検索
こちらの記事では、ECサイトにおけるハッシュタグ検索（#）についてご紹介しています。ハッシュタグ検索とは？という内容から、導入のメリットやデメリットなどについてもまとめています。ECサイトを運営されている方、運営を検討されている方などは参考にしてみてください。
ハッシュタグ検索とは？
ECサイトにおけるハッシュタグ検索とは、商品の特徴を表すキーワードをハッシュタグとして設定し、このハッシュタグを利用して商品を検索できるものです。ハッシュタグを検索ボックスの周辺などに設置し、サイトに訪問した人がそのハッシュタグをクリックして商品を探すのに役立てられます。
商品ごとにハッシュタグを付与し、そのタグごとに商品をグルーピングすることによって訪問者は直感的な商品検索が可能となります。特に多くの商品を提供するECサイトでは、ハッシュタグの導入は効果的な取り組みといえるでしょう。
Googleが日本用機能としてハッシュタグ検索をリリース
2024年6月19日、Google日本法人よりハッシュタグを使った検索ができるようになったことが発表されました。これは、日本独特の傾向として最新トレンドや自分が興味を持っているトピックについて「より深掘りして知りたい」というニーズが強い面があり、流行や共通の話題を調べるためにハッシュタグが多く使用されている点がきっかけとなっています。
ハッシュタグ検索は主にSNSで多く使用されていますが、これがGoogleの検索で使用できるようになる点は大きなトピックであるといえるでしょう。これまで文章や単語を入力して検索していたところが、ハッシュタグに気になるキーワードを組み合わせて検索を行うことにより、さまざまな関連情報を手軽に得られるようになると考えられています。
インターネットを利用する目的として、日本では諸外国と比べて、最新のトレンドや自分の興味や関心のあるトピックを深掘りして知りたいというニーズがより強いことが最近の調査でわかりました。そして、流行を調べたり、共通の関心をもつ人とつながる手段として、最近は「ハッシュタグ」がよく使われています。日本語は、単語の間にスペースが不要なため、より長い文章など表現力豊かなハッシュタグが使われています。例えば「＃写真好きな人と繋がりたい」というような表現がよく見られます。
そこで、Google 検索でハッシュタグをつけて検索できる機能を追加しました。ハッシュタグ付きのキーワードを検索すると、結果ページには、ソーシャルメディアをはじめとするインターネット上の媒体から、タイムリーな話題やニッチな情報を表示します。本機能は、現在日本でのみお使いいただけます。
引用元：Google Japan Blog（https://blog.google/intl/ja-jp/products/explore-get-answers/search-japan-nowcast-hashtag/）
Googleでのハッシュタグ検索方法
具体的にGoogleでハッシュタグ検索を行う場合には、ハッシュタグ（#）の後に調べたい単語をプラスして検索します。調べたい単語が日本語であれば、Google検索サービスでハッシュタグ検索を行えます。
このように検索を行うと、YouTubeやブログ、SNSなどから得られた情報が表示されるようになります。その結果、さらに自分の知りたい情報に関するトレンドや詳しい情報などについて知ることができるでしょう。
ECサイトにハッシュタグ機能を実装するメリット・デメリット
メリット
ECサイトにハッシュタグ検索を実装した場合、商品検索がしやすくなり、顧客の満足度向上が期待できるメリットがあります。手軽に自分が探したい商品を見つけられるようになるため、ECサイトでの滞在時間が長くなることも考えられるでしょう。
また、SEO効果が期待できる面もあります。ハッシュタグを適切に使用した場合には、関連するキーワードを強調できることで検索エンジンのクローラーに対してサイトの内容をより明確に伝えられるようになるためです。この点から、サイトの表示順位向上が期待できるといえます。
そのほか、ハッシュタグ検索を使うことで潜在的な購買意欲を掘り起こし、そのECサイトで取り扱っている商品への興味や購買意欲を高められる可能性も考えられます。
デメリット
上記のように、ハッシュタグ機能を搭載するとさまざまなメリットが得られますが、ハッシュタグをひとつひとつ手動で設置するには手間やリソースがかかるというデメリットがあります。そのため、ハッシュタグを使用して成果に繋げたい場合には、ツールの導入を行うのがおすすめといえます。
ZETA HASHTAGの機能
画像引用元：ZETA株式会社公式HP
（https://zetacx.com/zeta-hashtag）
ここでは、ZETA株式会社が提供するハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」をご紹介します。ZETA HASHTAGは、ECサイトのようなWebサイト中の商品説明の文章や口コミ・Q＆Aなどのテキストを解析することによって商品に関わるホットなワードを抽出してハッシュタグを自動で生成します。また、ハッシュタグ同士を組み合わせることによって、ランディングページの自動生成も可能に。ZETA HASHTAGはこの自動生成の技術により特許を取得しています。
サイト内へのハッシュタグ導入によって、顧客の回遊率を向上させたり、離脱率や直帰率の低減につなげられることが期待できますし、生成したページをGoogleの検索エンジンにインデックス登録する、ページ内に商品レビューを表示させるなどさまざまなアプローチが可能となるなど、ECサイトのマーケティングについて大きな強みが得られると考えられます。このように、ZETA HASHTAGはハッシュタグ機能を導入したいと考えている方はぜひ注目しておきたいソリューションであるといえるでしょう。
こちらの記事では、ハッシュタグ検索の概要や導入のメリット、デメリットなどについてまとめてきました。
上記でご紹介したとおり、Googleにて機能が実装されたことによってハッシュタグ検索の利用者が増えると予想されます。このハッシュタグ検索は、更新性のあるページや定期的な投稿が行われるサイトなどと相性が良いため、ぜひ導入を検討してみることがおすすめといえます。
- 監修
- コマースとCXの
リーディングカンパニー
sponsored byZETA株式会社
ZETA株式会社はEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」をはじめとして、EC利用者の体験を包括したマーケティングの実践をサポートする『ZETA CXシリーズ』の開発・提供に取り組んでいる企業です。アパレル、家具・家電・日用品、BtoB問わず、国内大手ECに多数の導入実績を誇っています。