UI/UX改善
ECサイトにおけるUI/UXの重要性
以下ではECサイト運用において、UI/UXがどのような影響を及ぼすのか、かつその重要性について紹介していきます。
訪問したユーザーの印象アップ
ECサイトでは、訪問したユーザーをできるだけサイトに長く滞在させることが大切です。サイトに長く滞在してもらうためには、ユーザーに安心感を提供することが必要です。そのためUI/UXを洗練させて、ユーザーにサイトへの印象アップを図ることがとても重要なポイントとなります。
例えば、ユーザーの好みに応じたデザインにして、商品写真をわかりやすく掲載することが挙げられます。もしユーザーがサイトに訪問した際にUI/UXが不自然で使い勝手が悪かったり、他のサイトと使用感が違いすぎたりしてしまうと、サイト離脱の原因となります。逆に、ユーザーにとって居心地の良いサイトであればあるほど、サイト内に留まる時間を長くすることができるため、結果的に売上向上に繋がります。
快適な購買体験を提供
ECサイトでUI/UXを洗練させ、ユーザーの滞在時間を長くすることができたら、次は商品購入を促す導線の設計が求められます。ECサイトにおいて、優れたUI/UXを実現させることで、ユーザーに快適な購買体験を提供することができます。ユーザーにとって使いやすく、わかりやすい導線で商品選択から購入へと促すことで、売上向上を図れます。
ECサイトのUXを改善するために必要なこと
ECサイトのUXを改善するために必要なことは以下の4点です。
- ゴールを設定
- ユーザー視点で物事を捉える
- 効果測定を行う
- PDCAをうまく回す
ECサイトのUX改善には、まずゴールを設定することがとても大切です。ゴールを設定することで、向かうべき指標が定まり、具体的な施策を考えることができるからです。ゴールを設定する際には、KGI(経営目標達成指標)やKPI(重要業績評価指標)といった具体的な数値目標を設定し、その指標に向かって試行錯誤を繰り返すことが重要です。
また、施策を実施した結果のデータをもとに、効果測定することも大切なポイント。計測したデータを分析し、ユーザーの反響や施策が効果的であったかを確認します。分析結果に基づいて、評価を行い、改善を繰り返すことでPDCAを継続的に回し、よりUX改善のために効果のある施策を求め続けることが必要です。
UXの向上に関連するECサイトの対策とは
顧客体験向上を目的とした戦略がEC事業の間で取り入れられ、その中でもUXの向上を全面的に推し進める戦略を実行している企業が増えてきています。以下では、代表的な戦略の一部を紹介していきます。
オムニチャネル対策
オムニチャネルとは、ECサイト、実店舗、SNS、アプリ、メールマガジンなど、さまざまな販売チャネルを一体化する戦略のことです。これらを効果的に連携させて、顧客に途切れることないショッピング体験を提供することを指します。
この施策により、顧客は買い物の際、使用するチャネルを意識せず、どこにいてもいつでも簡単にショッピングを楽しむことができるようになり、快適な購買体験をもたらします。
企業にとっても、オムニチャネルを通じて顧客体験(CX)を向上させることで、顧客の満足度を高め、リピート購入の確率を増やし、顧客単価のアップなど、売上の増加に繋がるメリットがあります。
OMO対策
OMOとは、「Online Merges with Offline」の略語であり、「オンラインとオフラインを融合する」という意味が込められています。
オムニチャネルとOMOの主な違いは、オムニチャネルでは各チャネルが独立しているのに対し、OMOではオンラインとオフラインの区別をなくし、一体化した購買体験や顧客体験を提供する点にあります。オンラインとオフラインを統合することで商品の認知から購入後のアフターフォローまでを含めた顧客体験の最大化を図るものであり、本質的な意味合いが異なります。
このような取り組みを行うことで、自社のファンになってくれるユーザーが増えて、長期的な売上につながり、LTVの最大化を実現することができます。
UI/UXの向上と同時に顧客体験(CX)向上も視野に入れて対策を行う必要があります。UI/UXはあくまでもECサイト側からの発信となりますが、CXの向上はユーザーとECサイトの双方型コミュニケーションによってなりたちます。
そのコミュニケーションツールとして、「商品検索・サイト内検索機能」に改めて注目が集まっています。なぜならユーザーによる商品検索は、ユーザーとECサイトをつなぐ最初のコミュニケーションであり、ユーザーが自分の要求をダイレクトに入力しているときだからです。
つまり、検索機能を通したコミュニケーションが、ECサイトにおけるCX向上の第一歩であり、まずはここから対策すべきなのです。本メディアではその理由について詳しく解説しているので、興味がある方はぜひ下記ボタンをクリックしてみてください。

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- コマースとCXの
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