SEO対策

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ECサイトでSEO対策が必要な理由

ECサイトにおいてSEO対策が必要になった背景は、EC市場が拡大していることにあります。経済産業省の「電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました」というページでは、日本国内のBtoCのEC市場規模が令和4年は22.7兆円(前年20.7兆円、前々年19.3兆円、前年比9.91%増)。BtoBの市場規模は420.2兆円(前年372.7兆円、前々年334.9兆円、前年比12.8%増)に増加しています。(2023年8月31日)。

参照元:経済産業省「電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました」(https://www.meti.go.jp/press/2023/08/20230831002/20230831002.html)

ECサイトのブランド力を向上させる方法には、広告やSNSを活用する方法があります。しかし広告の場合、効果が出る反面費用が嵩んでしまう恐れがあります。そのため、比較的費用を抑えてできるSEO対策を各EC事業者が取り組んでいます。

ECサイトにおけるSEO対策で重要なポイント

適切な対象キーワードの選定

SEO対策を行う上で、キーワード選定を行うことはとても重要なポイントです。例えば、複数の言葉からなるロングテールキーワードや競合やボリュームの少ないキーワード、ユーザーのアクションが狙えるキーワード、共起語をチョイスします。そうすることで、効率的に上位表示を狙うことができます。

ディスクリプションの見直し

検索結果でタイトルの下に表示される文章である、ディスクリプションの見直しをすることも大切です。タイトルのみでは伝えることができないターゲットにとって有益な情報を記載することで、クリック率の向上を図れます。

タイトルにキーワードを含める

タイトルは、検索結果のページでユーザーが最初に見るところなので、クリックしたくなるタイトルをつけることがとても重要です。またあらかじめ選定したキーワードの中で、より重要なものをタイトルの前の方に置くと、よりターゲットに訴求することができます。

コンテンツマーケティングを行う

ECサイトへの流入数を増やせる施策として、コンテンツマーケティングを行うという方法があります。ユーザーが求める情報を発信するWebサイトの記事やレビュー記事を作成し、公開します。その際に注意する点としては、新規でドメインを取得するのではなく、既存のドメインを使用することです。

新規ドメインだと上位表示させるのに大変な労力がかかります。そのため、既存サイトのドメインパワーを活かしてコンテンツマーケティングを行うことをおすすめします。

商品へのわかりやすい導線設計

ユーザーがサイトに訪問した際に、商品購入までの導線がわかりやすく設計されている方がユーザーの満足度を向上させることができます。その結果、コンバージョンに繋げることができ、売上向上を目指すことが可能です。

モバイルフレンドリーな設計にする

近頃では、スマートフォンの普及が著しくPCのみでサイトを閲覧するユーザーの数が減少傾向にあります。そのため、スマートフォンから閲覧しやすいようモバイルフレンドリーにすることはSEO対策において必須となります。

PC版のままだとボタンが押しづらい、サイトが閲覧しにくいといった不満を与えてしまい、離脱の原因となる恐れがあります。

画像情報はクローラーがわかりやすいように

ECサイトでは表示させる画像が多いため、画像へのSEO対策も必須となります。そしてページの優劣を判断するクローラーに、そのWebサイトがどんな画像を載せているかを理解してもらうことが必要です。クローラーに判断してもらうためには、alt属性という代替テキストを設定することが大切です。

構造化データのマークアップを行う

構造化データのマークアップをすることで、価格やレビューといった細かな商品情報を検索結果に表示することができます。検索したユーザーがより商品のことを認知できるきっかけになることに加え、すでに商品のことを詳しく知っているユーザーには効率的にアプローチすることが可能です。

表示速度(ページスピード)の改善

ユーザーが検索画面からページを選択し、ページが表示されるまでの時間を表示速度と言います。Googleではスピードアップデートがあり、SEO対策に影響を及ぼすポイントです。また、ページの表示速度が遅いことで、ユーザーの離脱原因となる可能性もあり、しっかりと対策しておきたい点です。

ECサイトのSEO対策で注意すべきこと

重複コンテンツに注意

Googleでは、重複コンテンツに対してランキングの低下や検索結果に表示させないという対応を行っています。そのため、重複コンテンツを作成しないよう注意が必要です。ECサイトの場合、気づかずに重複してしまっているという場合があり、各サイトにそれぞれのオリジナリティを出すという施策を行うことをおすすめします。

販売終了ページの対策を怠らない

ECサイトでは商品の売り切れや入れ替えに伴って、Webサイトのページが売り切れだらけになってしまう可能性があります。この状態が続いてしまうと、ユーザーの満足度やGoogleの評価を下げてしまいます。売り切れや商品入れ替えでページの充実度が下がる可能性がある場合には、404エラーを表示させたり、売り切れ商品のページで関連する商品を提示したりして対処することが得策です。

情報保護のためSSL化をする

ECサイト上では、ユーザーの個人情報を取り扱う場面が多くあります。そのためセキュリティを高める必要があり、WebサイトにSSL証明書を適用させることがとても大切です。SSL化することで、データ通信を暗号化することができ、大切な個人情報を守ることができます。

SEOで上位表示できても
肝心のEC本体の対策できていますか?

せっかく自社ECサイトが上位表示できたとしても、ECサイト自体がユーザーにとって使いやすく対策されていなければ、流入してきたユーザーを逃がしてしまいます。

ECサイトはもはや商品を並べているだけでは売れない時代となりました。そこで近年注目されているのがECサイトにおける顧客体験(CX)向上です。ECサイトも実店舗のようなコミュニケーションを通して、訪れた顧客が気持ちよく買い物ができることを目指さなくてはならないのです。

本メディアではZETA株式会社監修のもと、ECサイトのCX向上において有効な施策を解説しています。これからEC事業を伸ばしていきたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

まだあるECサイト売上アップ施策
監修
コマースとCXの
リーディングカンパニー

sponsored byZETA株式会社

ZETA株式会社はEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」をはじめとして、EC利用者の体験を包括したマーケティングの実践をサポートする『ZETA CXシリーズ』の開発・提供に取り組んでいる企業です。アパレル、家具・家電・日用品、BtoB問わず、国内大手ECに多数の導入実績を誇っています。